宣言解除で施設再開 21日からPG場など稚内市の47施設

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため北海道に発令されていた緊急事態宣言が20日で解除されることを受け、稚内市対策本部は臨時休館していた公共施設47施設を21日から再開する。
 5月17日から閉館していた大沼バードハウス、森林公園キャンプ場、キタカラの市民活動室やキッズルーム、水族館、科学館、市内の体育館や野球場、樺太記念館、旧瀬戸邸、北方記念館・百年記念塔、こまどり・ノシャップPG場などが再開し、月曜日が休館日となる動物ふれあいランド、北の桜守パーク、市立図書館、水夢館、文化センターなど17施設は22日から開館する。
 再開が決まったノシャップPG場では19日オープンに備え、トラクターモアという車両タイプの草刈り機で芝の整備を行っていた。
 「閉館中も芝の手入れを入念に行ってきたので、最高のコンディションでプレーしていただけるでしょう」とスタッフ。
 稚内市は市民に向け感染防止対策として、これまで同様マスク着用など基本的な予防策の徹底に加え、感染リスクを回避できない場合の不要不急の外出や移動を控えるよう呼びかけている。
 21日からの再開が決まったノシャップ寒流水族館で新人飼育員2人による訓練が行われている。
 北海道に緊急事態宣言が発令され、5月17日から休館が続く中、ベテラン飼育員2人と今年4月に入った新人飼育員2人の4人で午前と午後の一日2回、アザラシ4頭が芸を忘れないための訓練が行われてきた。
 19日、再開後に初めてアザラシショーを行う新人飼育員の笠野藍さん(32)と中畑萌笑さん(32)による訓練があり、ショーの手順を確認していた。
 新人の2人は「緊張しますが先輩飼育員の教えを活かし、楽しんでもらえるショーにしたい」と話し、ベテラン飼育員の小畑莉那さんは「2人の初々しいショーと、一部新しくした館内展示を楽しんでほしい」とPRしていた。
 営業時間は午前9時~午後5時(入館午後4時40分)まで。

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