週末雑感
6月定例議会を前に公明党の鈴木茂行、鈴木利行、近藤文恵3議員が工藤市長に対し行った要望が「パフォーマンスでないのか」と市民から批判されている。要望活動は今月17日行ったもので、6月11日開会予定の定例市議会で提案・要望すればいいわけで時宜を得ていないのでは―とのようだ。
公明党議員は読者の皆さん承知の通り創価学会が後押し学会員ばかりでなく入信していない一般市民の支持も相当数いる。稚内市議会ではキャスティングボードを握る政党だとされ、これまで何度か市長選で「今回の選挙は最後に学会票が動いたようだ」との街の雀の評もあった。
国政レベルもそうだが、公明党が目指すのは一般国民に根ざした政治であり稚内の場合も遺憾なく役割を果たしており、市民の負託にこたえている。
今回、市長に緊急要望したのはワクチン接種などコロナ感染防止対策への要望と、コロナ禍において生活困窮から生理用品を購入できない女性がいることなどから食料や日用品の配布ほか、困窮世帯・個々人の専用窓口設置の充実など要望したものだが、今、塗炭の苦しみを舐めている生活に困っている市民を思った行動は評価されていいことであろう。
ただ一部市民が指摘するように定例議会が日を置かず始まるわけだから「わざわざ今時期に」との謗りも判らぬではないが、一生懸命やろうという意識に嘘偽りは無く余りめくじら立てなくてもよかろう。過程がどうであれ最終的に市民の生活が向上すればよく、議員だからこそ出来る事だと評価したい。