故 中田氏に稚内市市政功労特別表彰 市長から葬儀式場で授与
稚内市は中田組代表取締役、稚内商工会議所会頭、稚内建設協会長などを務め稚内市勢の発展に尽力した故中田豊彦氏(96)に、市政功労者の特別表彰を贈ることを決めた。
中田氏は昭和40年から稚内建設協会の理事副会長を歴任し60年から会長、稚内市建友会長を務め、業界の発展に大きく寄与すると共に、54年から稚内商工会議所の議員、副会頭、会頭を歴任し地元企業の基盤確立と底上げなどに取り組み平成2年に市政功労表彰を受章している。
稚内シーポートプラザの副社長を10年間務め、稚内マリンプロジェクトの先導的役割を果たしたほか、稚内市地方港湾審議会や稚内港湾振興会の会長を務め稚内港の重要港湾としての発展に尽力し、平成11年からは3年間に亘り日ロフェリー定期航路利用促進協議会の副会長として国際交流の推進に貢献するなど市勢の発展に貢献したとして、稚内市では初めてとなる特別表彰が贈られることになった。
特別表彰に関する議案は21日午後1時半から開かれる臨時議会に上程され、議決後、6月4日、むとう市民斎場で営まれる葬儀の前に工藤市長から遺族に手渡される。