行政との橋渡し役を 松谷市社協常務理事

 市立稚内病院事務局長を最後に市を定年退職し、稚内市社会福祉協議会(市社協)の常務理事に就任した松谷幸治氏(60)は「永年勤めた医療とは違うが職員と関連する団体の人達、そして何より市民と手を取りあい職務を遂行していきたい」と抱負を述べた。
 市職員としての大半を市立病院、こまどり病院、保健福祉センターで医療に係わる中、市立病院では将来的に自前で医師を確保するという観点から研修医を集めることに努め今その芽が開花しつつあるとした。市職員を離れ不安あるも糀屋義明事務局長、3人の課長や職員に支えられ市社協常務としての職責を微力ながら行ってきているとした。
 行政と社協など福祉団体とのギャップを50日間務め感じているところだが、長年、市職員として務めた経験を活かし、市と福祉団体などとの橋渡し役として風通しを良くしていきたいとした。
 市に限らず福祉予算が削減される中、生活保護措置一歩手前の生活困窮者への手助けをしっかりとし、セーフティーネットの役割を果たしたいとした。
 趣味は読書。推理小説をよく読むという。「ケセラセラ(なるようになる)」がモットーだと。

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