ホタテ漁での事故多発 稚内労基署管内の労災 4月8件中の75%6件

 稚内労基署は、4月の同署管内(天塩、遠別も)の労働災害発生状況を集計。1月の労災数としては8件とさほど多くなかったものの、うち漁業6件と75%を占めた。
 漁業のほかは製造業畜産業各1件。
 漁業の大半は漁が始まったホタテ漁での事故で▽靱帯損傷=40代男性休業見込み1カ月▽肩脱臼=20代男性同1カ月▽膝負傷=60代男性同1カ月▽足首骨折=30代男性同3カ月▽指切断=40代男性2カ月=など。
 製造業は研磨作業中の事故で指切断=50代男性同3カ月、畜産業=40代男性同2週間。
 漁業は昨1年間、14件(前年比3増)発生し2年連続し前年対比を上回っており、稚内労基署では、漁業の災害事例と防止対策(道労働局HP)を参考にし、より一層の災害防止活動に取り組むよう要請している。
 1~4月末までの業種別累計労災は次のとおり。
 ▽製造業 3件(昨年同期8)▽建設業 2件(同2)▽道路貨物運送 1件(同3)▽その他の運輸 2件(同0)▽漁業 6件(同4)▽商業 4件(同4)▽清掃業 1件(同3)▽その他の事業 3件(同2)。

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