還付金詐欺水際作戦 稚内署と稚内信金合同で防止訓練実施
稚内署と稚内信金は11日夕方、信金東支店で還付金詐欺防止に対応する訓練を行った。
全国的に保険料などの還付金詐欺があり、現金を騙し取る詐欺が多発していることを受け、水際対策で詐欺を未然に防ごうという訓練には、信金職員ら21人が参加した。
被害者役の稚内署の警察官がスマホで通話しながらATMを操作していることに気付いた職員がどのように対応するか模擬訓練を行った。
職員3人が代表して訓練を行い、ATMを訪れた被害者役の稚内署員から犯人との通話内容を聞き取りし、詐欺の可能性があることなど伝え、有事の際の対応力を高めていた。
稚内署の筒井生活安全課長は「ATMで還付金が戻ることはないと言い切るなど、非常に良い対応だった。最近ではオレオレ詐欺が再び増えてきているので注意して頂きたい」と講評し、田中慎司支店長は「様々な事例などから職員たちも手口や対応への感度を高めており、これからも対策に努めたい」と話していた。