稚内で2年ぶり黄砂観測 8日午後、視界7.4㌔に

 強風が吹いた8日午後、稚内で黄砂が観測された。稚内地方気象台によると、稚内での観測は一昨年4月17日以来2年ぶり。
 中国大陸のゴビ砂漠から南西の強い風に乗り飛来した黄砂は、稚内で8日午後2時~午後3時過ぎまで観測した。視界が最も悪かった黄砂観測時間に7・4㌔先までしか見えず市街地は黄色がかったもやに覆われた。
 この時間帯はPM2・5の濃度が急上昇し管内で唯一、観測機器のある利尻町では、環境省の基準値35㍃㌘を超える大気1立方㍍の濃度が50㍃㌘まで上昇した。
 日本への黄砂は毎年5月まで観測され、ぜん息やアレルギー性鼻炎など呼吸器系の疾患を持つ人は注意が必要だ。

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