稚内漁協コンブ漁 宝来など前浜は2年ぶり早採り GW明け5月7日から
稚内漁協はGW明けの5月7日から宝来~恵比須までの前浜と、はまなす、声問地区でコンブ早採りを行うことを決めた。
同漁協のコンブ漁は7月上旬に解禁されるが、貝などによる食害や海中での泥の付着を避けるため早採りを行っている。
宝来など前浜での早採りは2年ぶりとなり今年は繁茂状況が良い北防波堤ドーム~北船溜り間で6月末まで行い、声問、はまなす地区は6月15日までの採取を予定している。
今年のコンブの生育状況について木村専務理事は「昨年が極端に少なかった分、今年はそれなりに多い。カキなどの食害で価値が下がる前に早採りし、間引きをして本格採取に備えたい」と話していた。
ノシャップ地区のベテラン漁師は「ノナ漁をしている時、沖にいっぱいコンブが生えているのを見た。質は分からないが昨年より多くびっしり生えている」と話し、今季の漁に期待を寄せていた。