60年のあゆみ刊行 1月10日解散 日本ユーラシア協会支部

 今年1月10日で60年の歴史に幕を閉じた日本ユーラシア協会稚内支部(田代茂支部長)は、結成された1960年からの年表などまとめた60年のあゆみを刊行した。
 同支部は1960年戦後の日露親善や国交回復を目的に結成された市民団体。1964年、日ソ平和条約締結促進全道大会の開催、稚内市とサハリンのネべリスク、コルサコフ、ユジノサハリンスクと友好都市を提携してからは、日ソ友好会館建設運動、200㌋国際海洋法問題対応など両国間の懸案事項に取り組み、1999年からはロシア語能力検定を開くなど、ロシア語の普及にも努めてきた。
 近年になり会員が減少の一途を辿ったことで財政が圧迫され、市民の共感を得る行事が出来ず、ロシア語教室の開催によってかろううじて支部を維持してきたものの、今年1月で解散した。
 60年のあゆみは、29㌻に亘って歴史が記されている。

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