マガン一斉に飛び立つ 大沼で北帰行途中の数千羽
渡り鳥の中継地となっている大沼で早朝や夕方、北帰行を控えたマガンが沼や牧草地から飛び立っている。
本州で越冬したマガンは繁殖地のシベリアに戻るため美唄市の宮島沼などを経て、道内最後の休憩地となる大沼で羽を休める。
早朝、ねぐらの沼から飛び立ち、夕方再び沼に戻るマガンは、キツネやオジロワシなどの天敵に襲われるリスクを減らすため群れとなって一斉に飛び立つ。15日朝、数千羽のマガンが一斉に飛び立つ光景は圧巻だ。
数羽が飛び立つと、それが合図となり、連鎖的に他のマガンが大群となって飛び立つ瞬間をカメラに収めていた60代の写真愛好者は「地響きのような羽音は迫力があり、良い写真が撮れた」と話していた。