時の話題 「間断なき支援を」

 旧知の間柄のHさんから「コロナによって稚内中、閉塞感が漂っているので元気が出る記事書いてください」などとの内容の電話を戴いた。飲食業を営んでいる人で、お昼時に営業できるのでそれほどの落ち込みは無いとの事だが、夜の街の惨状には同じ業種ともあって嘆いており、国ばかりでなく稚内市の支援対策を切に求めていた。
 昨年2月からのコロナ禍にあって観光客の往来がストップしてしまったのでホテルなど宿泊施設は経営難に陥り、夏~秋口にかけGoToトラベルや〝どうみん割〟によって客足が一時的に伸びたものの、感染再拡大によってこれら支援策は中止され元の木阿弥と化したが、現在も窮状は続いておりGWも回復は無理であろう。
 ホテルと同程度の打撃を受けているのは夜の飲食業界で、昨年来、歓送迎、卒業・入学など普段であればの賑わいはさっぱり。客が入らないのだからパート働きの女性は休みが増え解雇という最悪の事態を招来し生活が間々ならない状況にある。
 1年以上も続く災禍に国は打ち出の小槌が無いとばかりに支援を徐々に減らしているので頼りになるのは地方自治体となろう。
 稚内市と商工会議所が実施したプレミアム商品券事業は買い物だけでなく飲食にも使えるので再度の商品券発行事業を望む声が大きくなっている。市民、営業者とも両得の事業再開を求めたい。
 稚内市には国からコロナ対策支援金が来ている筈で、商品券事業だけでなく市民に寄り添う対策を間断なく実施し生活破綻を防がなければならない。

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