きょうノナ漁解禁 海濁り水揚げ少なく
稚内の前浜で1日、ノナ(キタムラサキウニ)漁が解禁され、10数隻の磯船が出漁し初水揚げした。
朝から波が穏やかとなった1日、午前6時に一斉出漁した漁師は宝来や恵比須、ノシャップなどの採取ポイントで、船を巧みに操りながら箱眼鏡で覗いては長いタモ網でノナを採取していた。
海に雪融け水が流れ込んでいるため海水が濁りやすく海中の視界も悪かったよう。
水深3㍍前後のノシャップ沖で操業していた80代のベテラン漁師は「サイズが小さいのが多く海が濁ってよく見えず、きょうは一篭獲るのがやっとだった」と渋い表情をしていた。
約70人が着業するノナ漁は今月末まで行われ、休漁を挟みGW明けから再開される。同時にエゾバフンウニ漁も始まる。