池田慎介弁護士着任 ひまわり基金法律事務所 声に応えたいと抱負
4月1日付でひまわり基金法律事務所(大黒3)稚内事務所長に就く池田慎介氏(32)が、26日午後、サフィールホテル稚内で記者会見し、「地域住民の声にしっかりと応えたい」などと抱負を述べた。
札幌出身の池田さんは北大法学部卒業後、北大法科大学院を修了し平成30年に弁護士登録した。札幌のすずらん基金法律事務所での2年3カ月の勤務を終え4代目の稚内所長として着任した。任期は3年間。
学生時代にアルバイトをしていた時、働いている人が弱い立場であること痛感し、困っている人の手助けをしたいと思い弁護士の道を選んだとして「稚内は旭川まで拒離的に遠く、弁護士のアクセスができないハンディがある地域なので、これら弊害を解消し地域に貢献したい。初代の佐藤先生、2代目の河田先生、3代目の小田桐先生が繋いできた伝統をしっかり引き継ぎ、稚内や周辺町村に頼りにされる弁護士になっていきたい」と意気込みを語った。
平成28年10月、稚内ひまわり基金法律事務所の3代目所長として4年半、市民らの法律問題などを担ってきた小田桐誠弁護士(36)は「多くの相談が寄せられ事件の受任件数も数多くありました。やりがいのある仕事ができました」と振り返ると共に、池田弁護士には「高齢者や離島の人は弁護士に相談するのが難しい人が多いので、困っている人に対し積極的に足を運ぶ活動をしてほしい」とエールを送っていた。