浜風当てカスベ熟成 富士見地区でうろこ市が納屋掛け
富士見地区の干場でカスベの納屋掛け作業が行われている。
春先はよく晴れて風の強い日が多いこの時期から行うカスベ干しを2週間ほど前から始めたという「うろこ市」では、根室などで水揚げされた真カスベや水カスベを加工場で下処理し、室内乾燥を終えたものからトラックで干場に運び、浜風がよく当たるよう納屋掛けし乾燥させている。
納屋掛けしたカスベは1~2カ月ほど干したあと、再び室内に戻して熟成させて完成させる。夏から秋にかけて東北の山形など本州方面へ出荷され、乾燥させたカスベは水に戻し甘露煮などにして食される。