週末雑感
首都圏のコロナ緊急事態宣言が解除されプロ野球も始まり桜の開花便りも届き春爛漫といったところだが、そう単純に喜べないのがリバウンド(感染再拡大)で、それも変異株が増加傾向にあるというのだから気懸りだ。
筆者も呑気にハイボール片手に野球観戦と行かないところだが、稚内では昨年12月30日以来、一人の感染者も出てないので気持ちとしては相当緩んでいるものの、マスク着用と手洗い励行と密になる場所(時間によるが)への外出は極力控えなければなるまい。
東京など4都県の緊急事態宣言解除といっても解除前から緊急事態慣れした都民らの動きは自粛モードに無く宣言解除の解放感も相俟って新規感染者数は減少しないだろうが、外国からのワクチン入荷が少ないとはいえ接種者が増えておりリバウンドの防波堤にはなるだろう。
しかし以前から指摘しているよう4カ月後に迫っている東京五輪開催は無理筋であり、25日から始まった日本国内での聖火リレーも100人近い著名人が辞退しているというのにゴリ押し開催したい政府は無言の抵抗を理解しようとしない。
コロナ禍に打ち勝った証として五輪を強行開催しようとしている政府など関係者は国民の意見など無視し己が栄達と損得勘定でまっしぐらと言った現況にある。
何時、自分たちの見識の無さ、あえて申せば無能ぶりに気付くのかと一日千秋の思いで待っているが、欲に目が眩んだ不心得者には届きそうにない。
今は八幡の藪知らずの様相を呈しているが千慮の一得望みたい。