今月末で斉藤学長退任 稚内北星大学 後任には嘉数勝美氏

 稚内北星大学は1日午後、斉藤吉広学長(60)が今月31日で退任し、後任に立命館大学大学院客員教授などを務めた嘉数勝美氏(69)が4月1日に新学長に就任することを発表した。
 稚内北星大学の経営に参画している京都の育英館は4月から開校する京都サテライト校でドローン操作やeスポーツなど需要の高まっている実践的な教育カリキュラムに取り組み、稚内と京都連携の相互教育や学生募集に加え、グループ校の京都語言学院を通じた外国人留学生の受け入れる。東・東南アジア全域の教育機関と連携していくことを踏まえ、新しい大学の方向性やイメージに相応しい人材として、言語社会学を専門とする嘉数氏に白羽の矢を立て新学長に迎える事を決めた。
 2015年11月から学長を務めてきた斉藤氏は「京都と連携した新しいカリキュラムを導入することで、教育内容も充実し学生確保など大学が発展することを期待しています」と述べた。
 嘉数氏は大学に着任後、就任記者会見を開く予定。
 斉藤学長は今月26日に大学である市民公開講座で最後の講義を予定しており、31日に退任の記者会見を開く。

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