コロナ後見据え意見交換 旅行会社と地元関係者

 宗谷エリアでの観光視察のため稚内入りしていた台湾や香港、シンガポールの旅行会社の関係者4人が22日、キタカラで地元の観光関係者とコロナ終息後の旅行商品のセールス方法などについて意見を交わした。
 国の広域観光周遊ルート事業における滞在型旅行商品造成事業として、札幌に支社を置く旅行会社の関係者は19日から4日間、稚内や豊富、猿払の観光スポットなどを巡り、22日は稚内観光協会や稚内市など担当者13人と意見交換し視察を終えての感想など語った。
 今回の視察で回ることができなかった利尻や礼文、冬だけでなく夏場の宗谷丘陵の白い道など魅力あるスポットをスライド写真を使って説明を受けたあとシンガポール人向けに北海道へのドライブツアーを企画している担当者は稚内でのカーリング体験について触れ「シンガポール人に好まれるスポーツ。家族連れなど幅広い年齢層に受け入れられる体験メニューになる」と話し、宿泊施設以外で食事する際の交通手段に関し「レンタカーで旅行する人はお酒を飲めないのだが、タクシーの手配がスムーズにできないこともある。宿泊先や飲食店側でケアがあると外に出て食事がしやすくなる」と指摘していた。
 台湾の旅行関係者はインターネット上で旅行先の予約や事前決済など取引ができる旅行ウェブサイト〝OTA〟利用の利点を挙げ「台湾人の半分以上は旅行をする際、OTAを利用している」と話していた。

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