時の話題 「市の新年度予算案」

 稚内市から配付された新年度当初予算案の概要に目を通した。コロナ禍中にあるといえど喫緊の課題には手を付けねばならず、更には工藤市長の公約(保育所の待機児童ゼロ・特別養護老人ホーム待機者ゼロ・高校生まで医療費ゼロ)の、いわゆる「3つのゼロ」を実現するため鈴蘭幼稚園を認定こども園とする事業費助成に3億5千万円、医療費ゼロは日本のてっぺん応援基金(ふるさと納税)を充て実施するなど予算計上した。
 JR北海道からの抜海駅廃止の提示案には地元との調整つかず、当面、約100万円の予算措置をし存続する事にしたが、令和4年度以降の予算化は不透明で、駅廃止は先送りされたということになるようだ。
 ほかに▽北星大学支援事業5千万円▽乳幼児等医療費助成事業4920万円▽ひとり親家庭等医療費助成事業1320万円▽病院事業会計繰出事業(医師確保対策分)1億6千万円▽市立保育所の白樺保育所への統合整備事業4413万円▽稚中整備事業4075万円▽緑・富岡環状線整備事業2億6084万円▽送電網工事に伴う稚内港荷さばき地整備事業3億4047万円など。
 人口3万3千人の市として体裁を整える施策を総花的に予算措置し実行して行こうとする意気込みが示された予算案となったが、予算個々をつぶさに見て行くと少額とはいえ要らぬ予算計上もある。
 侃諤は議員の皆さんに委ねるとし、予算案発表で市長が言ったよう市民生活の安定に資するものでなくてはならず、お手並み拝見することとしますか。

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