石塚社長がビジョン説明 再生エネ会社設立に向け

 風力など再生可能エネルギーの電力を公共施設を中心に供給する電力小売業「稚内地域エネルギー会社」の設立説明会が19日午後、経済センターで開かれ発起人の石塚英資氏(石塚建設興業社長)が今後のビジョンについて説明した。
 参加した市内事業者ら40人を前に、石塚氏は、道から稚内市が地域エネルギー地産地消事業化モデル支援の事業認定を受けていることを踏まえ「エネルギー会社を設立することで稚内をはじめとした地域経済に貢献し、官民連携の機会に出来る」と設立の経緯について話した。
 新会社は地元企業、市が中心となり、電力会社と再生可能エネルギー事業者の協力を得て設立。風力発電と太陽光発電から電力を調達し、不足分はJEPX(卸電力取引所)から得た電力を公共施設と民間事業者に向け供給するとし、将来は道外エリアでの供給を視野に入れて行きたいとした。
 電力の需給管理などは電力会社などに委託し運営する。
 今後は出資者の募集や各種手続きなど行い来年1月の設立を目指す。資本金は1億円以内としている。

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