稚内市内の80代女性450万円騙取

 稚内署は19日、市内在住の80代女性が現金450万円を騙し取られる金融商品詐欺事件が発生したことを発表した。
 昨年9月中旬、出資会社を名乗る男から被害者女性の元に、製薬会社の工場建設に関わる社債購入の勧誘があり、その後、製薬会社の社員を名乗る男から
「まだ社債を購入していなければ名義貸しで犯罪になる。検察庁から呼ばれないようにするため現金を送ってほしい」との電話があり、その話を信じた女性が昨年10月初旬から12月7日までの間、3回に亘り、現金450万円をゆうパックで東京と神奈川宛ての住所に送ったという。
 社員を名乗る男は、現金は2月中に銀行口座に返還すると話していたが、いつまでたっても入金がないことから不審に思った女性が19日に稚内署に相談したことで事件が発覚した。
 稚内署は「レターパック、ゆうパック、宅配で現金を送れとの指示は詐欺。見知らぬ相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察に相談を」と注意喚起している。

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