時の話題 「東北での地震」
あの忌わしい大津波の東日本大震災が起き来月で10年になるなと悠長に構えていたところ、13日㈯の深夜、その大震災の余震とされる宮城、福島沖地震が起き死者はこれまでのところ無いものの150人以上の重軽傷者が出て電気・水道、東北新幹線など生活・交通インフラに打撃を受けた。加えてコロナ禍にあり、かつ寒い冬季の被災に「神はどこまで我々をいたぶるのか」と怒りさえ感じた。
テレビで80代の女性が「あの時を思い出し恐かった」と語るよう東日本大震災の陸地に襲いかかる大津波はテレビを見ていた我々の心胆も寒からしめたのだから実際に被災した東北の人達にとって、あの時の恐ろしさは筆舌に尽くし難いほどであった。その恐怖が蘇えるような寝静まってからの激震にはさぞ驚いたろうし、あの押し寄せる津波を思い起こしたのだろう。
気象庁の職員が「東日本大震災の余震です」とテレビで発言した時、何を言っているのかと違和感を覚えたがその後の専門家の分析で納得したものの、余震がこんなに長期に及ぶものなのかとの疑念は拭い払えずにいる。
我々人間が生きる長さと地殻変動のスパンが大いに相違するとの考えに及ぶ時、極く自然な地球の摂理なのだろうとの結論には至るが、それにしても人知を超えた地球という天体の超絶性に畏れ入ってしまう。
この〝余震〟の余震は続くようなので被災地の人達は備えを万全にして戴ければと思っております。
地震多発国の日本に原発を推進した政府と電力会社の罪を忘れてはならない。