コンサ、道銀に凱歌 カーリング決勝戦 常呂J健闘、ロコは惜敗

 日本カーリング選手権最終日の14日、男女の決勝が行われ、男子はコンサドーレ札幌が高校生チームの常呂ジュニアを9~7で下し大会3連覇を達成。女子は北海道銀行が2連覇を狙ったロコ・ソラーレを7~6で破り6大会ぶり2度目の優勝を飾った。
 男子決勝は一進一退の攻防が続き、5~7で迎えた第8エンドでコンサドーレが3点奪い返して逆転し、そのまま突き放して優勝。連覇したコンサドーレは来年の北京五輪代表に決まった。
 女子決勝も競り合った展開が続き、5~6で迎えた最終10エンドに道銀が2点を取り、逆転優勝した。優勝した道銀とロコ・ソラーレは日程未定だが、稚内で開催予定の五輪代表決定戦で再び対戦する。
 決勝戦を終え、記者会見したコンサドーレのスキップ・松村雄太選手は「相手はミスの少ないチームで最後まで苦しめられましたがチーム全員で集中力を保ったまま勝つことができた」と振り返り、無観客での稚内大会を終え「素晴らしい施設で市民の方に生で見て頂きたかったですが、画面越しでも伝わるような熱い試合は男女ともやれたと思います。この施設で体験などを通じてカーリングという競技を好きになってほしい」と稚内市民に向けて語った。
 道銀のスキップ・吉村紗也香選手は「優勝は嬉しい。北京五輪までの道を繋げることができホッとしている。決勝は最初から最後まで集中を切らさずプレーすることができた」と喜びを語り、敗れたロコ・ソラーレの藤澤五月選手は「私のショットに安定感が無く、スキップとして役割を果たせなかった」と悔しさをにじませた。
 名誉大会長として女子の決勝戦を観客席から観戦した工藤市長は「毎日テレビ観戦に釘付けでした。稚内で大きな大会を開催して頂き市民の方々も誇りと喜びを感じていると思っています。この施設を使って稚内から選手が輩出されることを期待しています」と話していた。

3連覇したコンサドーレ札幌

6大会ぶり2度目の優勝をした北海道銀行

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