贈答用の江戸凧製作 木村さん 凧揚げは4月11日
凧作り名人の木村巧さん(84)=西浜4=が、誕生日祝いなど節目に贈られることが多い飾り用凧「江戸凧」を作っている。
昨年はコロナ禍で観光客は少なかったが、工房「凧の家」にレンタカーやマイカーで立ち寄った旅行者に旅の記念としてプレゼントし、市民からも孫の誕生祝いや自宅に飾るため作ってほしいとの依頼があり、これまで10人以上に江戸凧をプレゼントしている。
縁起物として飾られる武者、七福神などを描いた凧を毎日、工房で製作している木村さんは「細かい作業で1つの凧が完成するのに数日かかる。大変だが飾ってくれる凧なので良い物を作りたい」と黙々と作業をしていた。
恒例の凧揚げ大会は4月11日に西浜交流センター広場で開催する予定にあり「年明けは仲間内で凧揚げをやったので、コロナ対策をしながら今年は子ども達と凧を揚げたい」と凧揚げの日を楽しみにしている。