時の話題 「球春遠くなく」

 3日の「立春」になれば〝球春〟も現実化するだろうが、酷寒の雪国の住民には〝克寒・克雪〟がいいところで春は未だ々々遠い。
 それでもマー君こと田中将大投手が日本球界に復帰するのは心中に春遠からじを想起させ、更には昨年、コロナによって中止された高校野球センバツ大会の出場校(北海道は北海高)が決まったのは春に誘い、そしてプロ野球球団は2月からキャンプ入りした。
 神の子マー君が楽天イーグルスに入団するので我が日本ハムファイターズはソフトバンクとロッテ、楽天ともCS(3位内のクライマックスシリーズ)争いをせねばならず、監督10年目を迎えた栗山ファイターズは一角に入り込めるか。興味は尽きない。
 コロナ感染防止のためキャンプは無観客にするが、3月下旬からのペナントレースは昨シーズン後半戦のよう少人数でもいいので観客を入れるようにし、選手たちを応援・鼓舞するようすればよい。
 センバツもである。高校野球はプロ野球以上に観客の応援が欠かせず、勝ち負けのドラマを生むのに観客の悲喜交々は欠くことができない。スポーツでファインプレイが出るのにも声援が因を為している所があり、マスク着用し席をある程度空けるなどコロナ対策を施せば無観客なんて無味な事は回避できるだろう。
 最後に1年延期された東京五輪・パラリンピックに一言。前にも小欄で触れたが、五輪大会は世界一を決める大会であり、現況の各国のコロナ感染状況を勘案すれば再度1年延期が落とし所では―と思っている。熟考を。

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