時の話題 「ワクチン接種」
新型コロナウイルス感染を弱小化するワクチン接種が世界各国で行われている中、日本でも2月下旬から先ずは医療従事者、続いて3月下旬には65歳以上高齢者、そして一般国民と接種する段取りにあり、稚内市でも保健福祉センター(中央4)に「ワクチン対策室」が設置された。
地球上挙げてトンネル出口に向け歩み出したという事だが、接種を拒絶する人もありスムーズに進むには難関があるようだ。
日本で接種されるのはメーカーの治験を経て政府が承認したものから順に行われるのだが、僅か数パーセントながらアレルギー症状など身体に異常を訴えるケースが想定されるので慎重期し実施されなければならない。
それとワクチンはコロナウイルス感染症の治療薬でなく発症と重篤化を防ぐものなので、接種したからといってマスク着用や手洗い・うがいなど防止策を講じなくてもいい訳でないので誤解せぬようしなければならない。
昨年1月16日、国内で感染者が出て以来1年余り。最初のうちはマスクが不足し価格も高騰し、卒業式・入学式など春ばかりでなく夏の行事も軒並み中止され、秋口からは最大の第3波感染地獄に陥ってしまった。
この苦境の中にあってワクチン接種まで漕ぎつけたのは曙光ではあるが、安寧の日を迎えるまでには未だ々々曲折が予想されよう。
政府や関係者が開催にやきもきしている東京五輪・パラリンピックは現状の感染状況からは困難のようだ。
埒外にある稚内と言えどコロナ禍以前の状況に戻るよう努めて行かねばならない。