稚内市がワクチン対策室設置 接種前の準備本格化
新型コロナウイルスのワクチン接種に備え稚内市は保健福祉センター(中央4)1階に専門部署として「新型コロナワクチン接種対策室」を設置した。市民への周知のほか、接種の具体的な手順などの業務を担っていく。
ワクチンについて、国は2月下旬に医療従事者、3月下旬に65歳以上の高齢者、その後は基礎疾患のある人などを優先して接種する方針を示しており、ワクチン接種は各自治体が担うことから、稚内市は接種に備え万全な体制を期すため生活福祉部健康づくり課職員8人で作る対策室を設置した。
今後はワクチン接種に当たる医師や看護師を確保するため医療機関との調整を行うほか接種場所の確保、接種に必要な書類の作成や発送業務などを進めることにしている。
市の藤原生活福祉部長は「今月末に国から接種の具体的なスケジュールなどが示されることになっており、接種体制をしっかり確立し、できるだけ短い期間で円滑に接種できるよう準備を進めていきたい」と話していた。