稚内海保の巡視船もとうらが宗谷岬26㌔先で哨戒中に流氷観測
オホーツク海を航行していた稚内海保の巡視船もとうらが17日、哨戒業務中に今年初めて流氷を観測した。
17日午前10時半~11時にかけて宗谷岬灯台から東方26㌔付近の海域で、流氷本体から離れた板状の氷や砕け氷などが集まった流氷を確認した。観測中には氷上で体を休めているオットセイらしき動物も目撃したという。
稚内地方気象台によると、オホーツク海南部の流氷は19日午前11時現在、猿払村から枝幸町沿岸10㌔以内にあり、一部は接岸している。19日は北東の風が吹き宗谷岬方向に近づく見込みだが、20日以降は北西の風に変わり遠ざかっていく。
今年は網走で昨年より23日も早い今月17日に流氷初日となったが稚内では昨年3月6日に陸上から肉眼で確認できる流氷初日を観測した。
「今年は冬型の気圧配置が強まり風向きによるが流氷の動きは早い」と気象台。