団体キャンセル続出 GoTo停止延長、大打撃に
国が「GoToトラベル」の全国一時停止を2月7日まで延長したことを受け、1月から稚内入りする予定だった団体客が全てキャンセルとなった。
稚内観光協会によると、1月から2月にかけて冬季観光振興事業で中部など西日本エリアから稚内入りする予定だったツアー客600人余りが全てキャンセルとなったほか、千歳便を経由しての首都圏からのツアーも今月末まで20本以上の予約があったが、緊急事態宣言での往来自粛により全て無くなった。
旧瀬戸邸は今月末まで首都圏からのツアー25本の予約があったものの、全てキャンセルとなり、年明けの5日から入館者は16日まで個人客9人と少なく「ツアー予約のスケジュールを書いたホワイトボードは真っ白になった」と常勤スタッフ。
西日本エリアからの団体客はGoToトラベルの効果で11、12月の2カ月間は昨年とほぼ変わらない3600人余りが稚内入りしていた。
観光協会は「新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、GoTo停止延長が決まってからキャンセルが相次ぎ、2月末までほぼ団体は無いに等しい」と嘆いていた。