建設業、半数未満に 稚内労基署昨年労災数 総体90件と前年比11件減
稚内労基署は、昨1年間の同署管内(天塩遠別も)の休業4日以上の労働災害発生状況を集計した。
それによると、90件(うち死亡1)発生。前年に比べると11件減少し死亡労災も1件減った。
12月は製造業、小売業各2件、病院、社会福祉施設、清掃・と畜業各1件の7件。
具体的には▽パレットを運ぶ途中、手が滑り右足にパレットを落とし負傷(食料品製造業20代女性)▽廊下で足を滑らせ転倒しケガ(食料品製造業60代女性)▽作業場で転倒し、お客の車に轢かれ負傷(燃料小売業70代男性)▽トランスミッション交換するため農業機械を移動式クレーンで吊り上げていたところミッションが滑り落ち指に落下し負傷(その他の小売業50代男性)▽患者を2人がかりで抱え上げる際、もう1人との呼吸が合わずバランスを崩し腰部を負傷(病院40代女性)▽施設内で洗濯ものが掛かっている物干しをベランダに運び出そうとした際、左足を負傷(社会福祉施設40代女性)▽施設で清掃作業中に転倒し左手首にケガ(清掃・と畜業60代女性)。
産業別の1年間の労働災害発生数。
▽製造業 22件(前年18)▽建設業 8件(同19件、うち死亡1)▽道路貨物運送 7件(同7)▽その他の運輸 1件(同1)▽貨物取扱業 1件(同0)▽林業 3件(同8)▽漁業 14件(同11)▽商業 11件(同9)▽清掃業 4件=うち死亡1(同3)▽その他の事業 19件(同25=うち死亡1)。