園児服作りフル稼働 29年目の矢部プロカッティング

 末広5にある縫製工場「矢部プロカッティング」(本社・横浜)は、来春の入園を控えた園児服の注文でフル稼働している。
 稚内に進出し29年目を迎えた稚内工場では今、社員やパート含め女性スタッフ25人が働き、全国各地からの注文がある園児服、体操着などを1日200着前後作っている。
 来春の入園シーズンが迫り、今月に入って注文も日を追うごとに増え、1カ月で5000着前後を作って納入しなければならず、毎日午前8時半~午後5時半までスタッフは忙しく働き、その状態は3月末まで続く。
 今年はコロナ禍で全国の幼稚園が休園したことが影響し会社全体の売上は例年より落ち込んでいるが、年明け以降忙しくなる稚内工場ではパートの増員はできず今の製造ラインのまま作業していかなければならない。
 ベテランスタッフは「今いるスタッフで綺麗に質の良い商品を納期までに納めるよう作業していきたい」と話していた。

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