市議会一般質問コロナ一色の感 抜海駅存続で市長答弁

 12月市議会は7日から一般質問に入り、中尾、千葉、吉田孝、近藤の4議員が質問に立った。
 中尾議員(日本共産党)から新型コロナウイルスの感染状況などの情報に防災ラジオを有効活用しては―との質問に、工藤市長はコロナ情報について一日3回放送しているFMラジオ、防災メール、新聞への広告掲載など様々な手段を駆使して適宜適切に発信しているとし「防災ラジオは地震や大雨など大規模な災害が発生した場合など緊急時に割り込み放送を行うもの。いち早く災害情報を伝え市民の皆さん自らが命を守る行動に繋げる目的で配置しているという防災ラジオの役割を考えた時、様々な情報が交錯することで役割を果たせなくなる」などと答えた。
 千葉議員(志政会)からの新型コロナウイルスの市中感染防止に向けた考え方に関しての質問に、市長は「地域での感染防止のため感染された方は医療機関に入院、医師が病院外で療養が可能と判断した人は宿泊療養施設への入所が基本。宿泊療養施設は無症状や軽症者に対し医療崩壊を防ぐため設置するもので稚内ではそのような状況ではなく、市中感染防止策としてマスクの着用や手洗いの励行3密防止など市民一人ひとりが感染防止策を実施して頂くことに尽きると思う。関係機関と連携し迅速、適切な対応に努めていく」と述べた。
 千葉議員からJR抜海駅存廃の判断を問われた市長は「先月、抜海、クトネベツの両町内会長から駅の存続、利活用に関する要望書で駅の観光利用や環境整備など利用促進に対する提案を頂いた。JR北海道からは次年度に向けたダイヤ改正で宗谷線の特急を含めた発表が間もなくあると思いますが、抜海駅は地域だけでなく稚内市の交通体系を考える全体の問題でもあり、厳しい時間の制約はありますが、できるだけ今後に繋げる結論を導きたい」と答弁した。

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