前年上回り終漁 宗谷管内 秋サケ定置網 前年比5割増の229万匹
宗谷海区漁業調整委員会は、今年の管内秋サケ定置網漁の最終漁獲状況をまとめた。過去10年間で最低だった昨年を54・5%上回る229万3588匹水揚げし挽回した。
日本海北部は昨年より1日早い10月21日、オホーツク海西部は頓別と猿払村が11月中旬、宗谷と枝幸は同24日までに終漁した。
累計はオ海206万7335匹(前年対比58・7%増)40億9358万円(同72・8%増)、日本海22万6253匹(同29・2%増)3億9519万円(同54・9%増)の229万3588匹(同54・5%増)44億8877万円(同71・1%増)。
日本海は8月30日、オ海は9月3日から解禁され、好漁が続いたことで過去10年間での漁獲量は4番目、金額は3番目となった。
岡村事務局長は「過去3年間の落ち込みから回復した」と安堵していた。
漁協別最終漁獲数量次の通り。
≪オ海西部≫▽枝幸 106万6724匹(昨年対比54・6%増)▽頓別 24万2667匹(同54・5%増)▽猿払村 42万6661匹(同74・5%増)▽宗谷 33万1283匹(同57%増)
≪日本海北部≫▽稚内 22万6253匹(同24・3%増)。