コロナに負けず稚内吹奏楽団演奏会 450人の市民を魅了
新型コロナウイルスの影響で延期していた稚内吹奏楽団の第26回定期演奏会が28日夜、文化センターで開かれコロナ禍で活動できない困難な期間を乗り越えてきた団員たちの演奏は450人余りの聴衆を魅了した。
感染防止のため来場者に住所や氏名を記入してもらい、1席ずつ空けて座ってもらうなど対策を徹底した上で開かれた演奏会は、杉谷賢俊さんの指揮の下、コロナでコンクールなどの出場機会を失った市内の高校3年生4人を加えた40人余りの団員が出演し、第1部で「鷲が舞うところ」などクラシックを演奏。第2部ではアニメ鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」などを披露し、最後はアンコール曲「第九ブラスロック」で演奏を終え、盛大な拍手をが送られていた。
公のステージとしては昨年のウインターコンサート以来1年ぶりとなる演奏会を終えて飯沼剛団長は「宗谷で感染者が増え開催するか迷いましたが、一緒に練習してきた高校生たちへ発表の場を作りたいと思い開催しました。皆さん演奏を楽しんでくれ、来て頂いたことに感謝しています」と話していた。