時の話題 「ペンの日に思う」

 明26日は「ペンの日」である。新聞も雑誌も何もかもがパソコンやスマホ、タブレット入力に変わる昨今、ペンはちょっとしたメモや契約書など公けの文書に欠かせないものとはいえ主役の座から降りた感を持つのは筆者だけであるまい。
 と言う筆者は今だにボールペンで1行10字の社の原稿用紙に向い何やかやと偉そう、かつ取り留めのない話を認めている。
 ボールペンだろうがPCだろうがペン、即ち言論が人々の心に訴える力は武力より強くそれを「ペンは剣よりも強し」と表現する。
 日本ばかりでなく世界中どこの国も言論の自由は憲法などに明文化され保障されているようだが、実態はどうなのか。香港などでのニュースを見る度、痛切に思うのは保障どころか弾圧されているということである。
 明治初期の自由民権運動等々経て太平洋戦争後、GHQ主導によって日本国憲法は制定され、日本人の自由権は保障され今やプライバシー保護という絶対的自由が保障される時代になった。
 自由が闊達になるのは宜しいが、生活の最低限の権利まで及んでいるのかといえば疑わしく、平等な社会になった感するも金銭含め豊かさという点では置き去りにされている存在があることを忘れてはならない。
 未だ稚内とか地方は良い方で都会では置き去りにされた層が増えており、コロナ禍で更に酷くなっているのではと危惧する。
 赤い羽根、歳末たすけあい、海外に目を向ければユニセフなど子供達を助けようとしている。大海の一滴にならぬよう祈っている。

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