一夜にして銀世界 開運26㌢、声問31㌢

雪かきをする市民

雪合戦を楽しむ中央小児童

 9日午後から強い寒気が流れ込んだ影響で稚内地方は10日朝までに20~30㌢前後の雪が降り、朝早くから市民が雪かきに追われた。
 稚内地方気象台によると、上空5500㍍付近に氷点下40度の寒気が入り、9日夜に開運は氷点下1・2度まで下がり今季初の真冬日を観測。その後は雪雲が停滞したことで降雪が強まり、10日午前7時まで積雪26㌢を観測。声問は31㌢に達し11月の量としては観測史上最多を記録した。
 9日午後からの降雪で一夜明けた10日、一面銀世界となり、朝から各所で市民が雪かきに精を出した。午前中の気温は1・8度まで上がり、プラス気温で湿った重い雪をママさんダンプで雪かきをしていたノシャップ地区の60代男性は「11月初めにこんなに雪が降るなんて。雪が重くて大変」と話していた。
 中央小では早めに登校してきた児童たちがランドセルを教室に置いたあと、外に出て雪合戦や雪だるまを作るなどして雪遊びを楽しんでいた。児童は「寒いけど雪で遊ぶのは楽しい」とはしゃいでいた。
 11日朝まで多い所で10㌢前後の降雪を見込んでいるが、12日以降は高気圧に覆われ、気温は10度以上になるものと予想している。

声問などで路外逸脱4件発生
 10日からの降雪により、稚内署管内で車両の単独事故が昨夜~11日明け方にかけ4件発生していることから稚内署は注意喚起している。
 声問、鬼志別などの郊外でいずれもスリップによる路外逸脱の単独事故が発生。ケガ人はいないという。
 相馬副署長は、スピードダウン、早めのブレーキ、路面状況に応じた運転をし「今夜は雪融け水が凍結しブラックアイスバーンになる恐れがある。特に郊外や橋の上の運転には注意してほしい」と呼びかけている。

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