観光協会の貸し自転車72%増 個人客の2次交通

 稚内観光協会は10月末まで実施したレンタルサイクルの利用状況を集計。前年より157人多い376人が利用した。
 JRなどで稚内入りした個人観光客らの二次交通の手段として、市内の観光地巡りで活用してもらうため電動機能付き自転車、クロスバイクの貸し出しを行っており、6月の利用者は12人(前年22人)と伸び悩んだものの、その後は「どうみん割」やGoToトラベルなどで利用が増え、7月67人(同34人)、8月101人(同70人)9月131人(同69人)、10月65人(同24人)と好調だった。
 利用者の地域別では東京など首都圏が176人を数え、次いで道内94人、大阪など近畿圏51人、福島など東北圏14人など。外国人は在留で台湾、中国など8人だった。
 主な行き先はキタカラ前~宗谷岬までの往復で125人と全体の3分の1を占めた。ほかはノシャップ岬まで121人、市内巡り83人、抜海まで19人、西浜まで4人おり全体の6割が3時間以上利用し、自転車観光を満喫した。
 協会は来季に向けてはコロナの状況ではあるが、今季は開設を休止した宗谷岬ツアーセンターと連携した取り組みやGWの需要を見据え開始時期の検討、台湾出身の地域おこし協力隊員の協力で外国人観光客に向けPRの強化などに努めていきたいとしている。

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