時の話題 「当たらずとも」

 稚内だけの新聞とはいえ読者の皆さんなどから色々意見・忠告されることがある。昨日は「一介の有権者」と名乗る人から、この前の千葉市議の、上京し岸防衛大臣に会い稚内分屯地への視察をお願いした記事に対し「いつから御社は某市議のパンフレットになったのか。不偏不党・中立の報道機関とは思えない」とあり、記事を持ち込んだ千葉市議に対しても「報道機関を利用し自己アピールをしようとは非常識も甚だしい」との投書を戴いた。
 確かに読者が指摘するのも正鵠を得ているとは思うもそう目くじらを立てる事でもあるまいとペンを執った。
 看過してしまえばいいのだが、紙面作りにおいて読者との双方向性を期している小社として黙殺してしまう事はできず、公平・中正の立場にあるマスコミらしくない扱いになったとの反省があったのに嘘偽りはない。
 どなた様かは知らねど編集者たる筆者の考えは地方紙のあり様について、政治家、経営者、そして市民の普段の活動や生活ぶりを伝えるという使命のもと今回の千葉市議の活動は議員としての公人の立場から意を含んだパフォーマンスでなく、最北の自衛隊基地隊員として日々職務に励んでいる稚内分屯地の士気を上げたいとの目的がある市議活動の一端として紹介したまでの事であり、あなたが指摘する公平・中立を冒すものでもなかろう。
 とはいえど全面否定するものでなく、何せ浅学非才な筆者の事である、これからも同じような事をしでかすも知れず、紙面を重々チェック下さるようお願いする。

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