時の話題 「正月休み延長だと」

 政府が年末年始の正月休みの延長を企業に要請するとか。コロナ禍とはいえど何かと国民生活に抑制を強いる政策には少々腹立たしさを覚える。
 何かとパフォーマンスが多い西村経済再生大臣の前段発言とはいえNHK、中央3紙などあれだけ報道されれば企業も国民も「致し方ないかな」との思いに誘導されてしまう。
 正月三が日の〝3密〟を懸念し延長することで帰省も分散されるだろうとの思惑から唐突に言い出したのだろう。正月休みを延長し飯の食い上げにならぬ公務員、大企業の社員はいいだろうが、我々零細企業では企業活動停止によって飯の食い上げどころか生き死に関わってくる根源的な問題になる。
 コロナによってお盆の帰省は規制され、イベントも軒並み中止される状況にあって感染拡大を防ぐためとはいえ今回の方針はいき過ぎだ。
 実際、菅総理肝いりのGoToトラベル・イートなど観光関係業など救済策をし国内の観光地は人出が増えており、お正月に規制をかけるというのは矛盾しているのでは。
 政府の政策がアッチコッチに行き違えるのは国民に混乱を招くので毅然とし手を打って行くべきだろう。
 我々国民はこの10カ月近くやってきたマスク着用と手洗い励行、不要不急な外出の自粛〝密〟を生むような集まりや飲食を避けることをそれこそ粛々と実行していかなければならない。
 医療態勢が十分でない地方では市民の双肩にかかっており、今更お上から何やかやと言われる事でもない。国民を信じなさいよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です