右往左往するサケ　柵あり遡上できず

　宝来地区を流れるトベンナイ川の河口付近にサケが群れしている。
　１０年ほど前からサケが遡上するようになったトベンナイ川だが、年々遡上する数が増え途中で息絶えた死骸の悪臭が問題化するようになったことで、市は遡上する時期に合わせて河口から１０㍍ほどの上流に１㍍以上の高さがある柵と防護柵を設置。このため先に進むことができない３０匹ほどのサケが柵付近を行ったり来たりしている。
　時には柵に体当たりし、柵を乗り越えようとするサケの姿に、様子を見ていた近所の人は「これ以上先に進むことはできないのに。今年はいつもよりサケの数が多い」と話していた。