鮭遡上し命のドラマ チララウスナイ川 氾濫防ぐ柵外した隙に入る

 港~末広地区などを流れるチララウスナイ川に、サケが遡上しているのが確認された。
 遡上する途中で息絶えた死骸の悪臭を防ぐため8月下旬、チララウスナイ川では河口から100㍍ほどの上流に遡上防止柵が設置されたが、局地的に激しい雨が降った先週18日、川の氾濫を防ぐため柵が取り外され、天候が回復した23日に再び柵が設置されるまでの間にサケが遡上したようだ。
 24日夕方、川に架かる港5の国道40号下の橋梁付近から下流までの50㍍の間に遡上したサケ30匹余りが確認され、水深が浅い川でサケがペアになって産卵のため川底を掘るような行動を見せて自らの体を傷だらけにしながら命のドラマを繰り広げている姿に、近所の人は「柵が設置されてから遡上するサケは見ることがなかったが、傷だらけにしながら上流を目指そうとする姿は逞しい」とその雄々しさを称えていた。

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