時の話題 「交通安全運動」
秋の交通安全運動が展開されている。稚内では今年、死亡事故は無いものの、人身事故は相変わらずあり酒気帯び運転で検挙されるという事例もある。
車社会になり事故は付きものとなっているが、ルールを守った自制ある運転が事故を減らす上には欠かせないので留意したい。
連休中、車で700㌔を超える長旅をしてきたが、以前のような無謀運転は少なくなりモータリゼーション社会としての成熟を感じたものだった。
筆者個人も若い時分は結構やんちゃな運転をしていたものだが、65歳を超える高齢者になると勝気(運転する上での)は減じ車の流れに従うようにしているものの、問題は交通量の多い市街地での運転で、機能の衰えによる咄嗟の判断遅れから事故を起こしそうな事がしばしばある。幸い事故まで至らずも間一髪の事があり慎重な運転をと思っている。
稚内署担当の記者に訊いてみると、稚内では昨年3月の除雪車の近所の住民を巻き込んだ事故以来、死亡事故が起きておらず、運転者ばかりでなく自転車や歩行者にも安全意識が定着してきているものと評価するが、どんなに注意しても起きるのが事故であり慎重な上にも慎重な運転が求められる。
今年は全国的に交通事故が少ないそうだ。新型コロナによる巣ごもりが遠因とみられているが、自粛が緩和されている中、人の社会活動も元に戻りつつあり年末にかけての事故多発が懸念される。
道内はあと2カ月経てば雪道となるので今以上に注意せねばならず日頃から安全意識を徹底したい。