週末雑感
それぞれの業界で活躍された人達が相次いで亡くなった。
宿泊業界の東方秀男さん(享年70歳)は長く闘病した末での最期だった。市立病院で妻文子さんに押され車椅子に乗った姿を何遍か拝見していたのでさほど驚くほどの訃報ではなかったものの、元気な頃の人懐っこい人柄を思い浮かべては目頭を押さえている。
税理士の松井靜夫先生(享年91歳)は何時もニコニコし穏やかな人柄で、若い時分に仕事で会社を訪れると筆者の名前を呼び「元気なの」と声を掛ける気さくな方だった。
堂前徹さん(享年84歳)は長く中央地区で飲食店を営み料飲店組合の組合長として名を馳せ「業界に堂前あり」と言わしめた親分肌の人であった。
高齢者の仲間入りし間もなくゾロ目の歳を迎える筆者の周辺では親類縁者ばかりでなく知己のある人の旅立ちが目に見え増えており寂寥感が募る今日此の頃ではある。
明日から小紙も3連休となる。「敬老の日」がすっぽりとはまり連休になったのだが、ありがたいやら有り難くないやら。それでも最近は週末になると体力が急激に落ちているので休刊は身の上にとって助かるのには違いない。
ウイズコロナ。新型コロナウイルス感染と共にあろうとする社会経済活動なのだが、秋冷とともに流行するインフルエンザへの懸念もあり、この先も平穏でないということの予測はつく。
何やかにやあるも日にちは確実に過ぎて行き忙中閑ありの平静な心持ちになり来週には何事もなく過ぎること祈っている。