稚内では初めて 稚内、枝幸消防署合同の水難訓練実施
稚内消防署と枝幸消防署による水難救助合同訓練が16日午後、水夢館裏の海で行われ、海中転落者の捜索技術などを共有した。
両消防隊員の救助技術の向上や協力態勢の確立を図るため昨年、枝幸で初めて行われ、今年の2回目の訓練には、稚内消防署から潜水士と陸上班の12人、枝幸から6人が参加した。
人が海中転落したことなどを想定し、水深が7㍍ある海の中で両隊員たちはブイを基点に海中でロープを持ちながら円を描くように探す円形検索、岸壁沿いでロープを使いながら転落者を探すジャックスティ検索訓練など行い人命救助技術の向上を図った。
三輪消防署長は「日頃の訓練の成果を発揮し、水中でコミュニケーションを図るための合図の方法など技術を確かめ合うことができ実りある訓練だった」と話していた。