時の話題 「台風禍」

 曽つてないような超大型の台風10号への警戒を呼びかけるもケガ人は出たが河川氾濫など大きな被害はなく九州西方を通り過ぎていった。
 8月31日の二百十日~今月10日の二百二十日までの間は自然災害とりわけ台風には注意が必要だ。
 北海道では2年前の9月6日に胆振東部地震が起き稚内ではブラックアウト(完全停電)になり本紙もその日の発行を諦めざるを得ない被害をこうむり読者にご迷惑を掛けた。
 今年の台風9号、10号が九州西方をかすめ真っ直ぐ朝鮮半島に向かったのは太平洋高気圧の勢力が強いためで今後、この高気圧の張り出しが弱まらない限り、太平洋上で発生した台風が日本列島に近付くにつれ右側に進路を変え列島を直撃する事は稀になるにしても920ヘクトパスカルというのは異常値である。
 太平洋の海水温が30度まで上がっているのが主因で列島近くも27度はある。このため今後も超大型台風が発生する可能性は極めて高いので留意しなければならないだろう。
 きょう7日は二十四節気の「白露」。朝晩露が垣間見える季節となり秋の気配が色濃くなる頃で台風の季節到来ということになるが大きな被害無きようにと願うばかりだ。
 コロナ禍は収束の兆しが見えるも市民生活や経済活動には未だ制限があり、これに台風禍など加わらないよう念じている。
 台風の季節が終わると秋冷の日が増える。寒さに関しては日本で一番に先取りしている稚内に良からぬこと起きないよう、冬が穏やかなよう願っている。

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