時の話題 「催しは慎重に」

 新型コロナで辛酸舐める飲食業関係者を支援しようと稚内青年会議所(JC)が30日の日曜日に行ったドライブスルーは大当りし、打球は遥かかなたに飛んでしまったようだ。
 翌1日の朝早く「読者コーナーへの投稿をメールで出来ますか」との電話があった。そのメールが恐らく1日の「JCのドライブスルーに出掛けたが6時間待たされ…結局何も注文せず帰宅しました」とのメールだろう。
 コロナによって行事が何もかも中止され飲食店へも以前のよう制約なく行けなくなった状況に対し、JCの若き会員が飲食店を幾らかでも支援しようと企画されたドライブスルーは、イベントひいては楽しみを渇望する若い家族の共感を得て朝早くから多くの車が訪れた。
 会場も総合体育館前駐車場で広くJC側としては上手くいく手筈だったのだろうが、何せ初めての事であり、事前の想定訓練を行ったものの、対応できなかったということか。
 それにしても6時間というのは待たせ過ぎで限界を超えている。待った方々には何とお優しいのだろうと、その忍耐力には恐れいった次第だ。
 神社例大祭、みなと南極まつり等々、コロナによって何もかも中止される中、筆者ら高齢者は兎も角、若い世代にはうっ憤が相当あるよう。この種のイベントに人が集まるのは想像できるわけでJC側の想定に甘さがあったということになる。
 側聞するところでは他の青年団体もこの種の催しを計画しているという。今回の甘い見通しを教訓に遺漏なくやって戴ければと思っている。

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