稚内市が鮭遡上防止の柵設置 大雨の時は直ぐ撤去
宝来地区にあるトベンナイ川、大黒・末広地区を流れるチララウスナイ川にサケの遡上を防ぐ防護柵が設置された。
毎年9月になるとサケが遡上するようになる2つの河川では、サケの来遊がピークになると群れが遡上し、途中で息絶えた死骸の悪臭が問題化する。このため管理する稚内市が設置しているもので、31日に取り付け作業が行われた。
トベンナイ川では河口から10㍍ほどの上流に1㍍以上の高さがある柵と防護網が取り付けられた。
チララウスナイ川には河口から100㍍ほどの上流に柵が設置された。
サケ防止の柵は8月7日のように大雨があった場合には、沢水とともに裏山から流れてくる土砂が柵周辺に堆積し川の流れを塞ぎ氾濫の恐れがある。
市(土木課)は「大雨が予想される場合は事前に柵を取り外すよう業者と打ち合わせており、しっかり対応していく」としている。