北防ドーム修復へ 稚内開建16年から着手し5年目

 老朽化した北防ドームの修復工事を前に、資材搬入などの準備作業が行われている。
 昭和56年、全面改修したドームだが、30年以上経過したことで外側のアーチ部ではコンクリート剥離など老朽化が目立つことから平成28年度から修復工事が続けられている。昨年度までの4年間でドームの東側からアーチ部の床版工約278㍍、胸壁工176㍍が完工した。
 今年度は、稚内開建から藤建設が1億5015万円で工事を請け負い、ドームの中ほどから「しおさいプロムナード」側に向かってアーチの屋根部分54・54㍍、胸壁部分127・26㍍を施工する。工期は来年2月4日。
 今月末まで足場の設置などの準備をし、9月1日から本格的に着工する予定。
 今後、ドーム内2カ所にバリケードを設置し、一部立ち入りが制限されることから稚内開建は「皆さんにはご不便をおかけしますが北海道遺産になっている北防ドームの大切な修復工事ですので、ご理解をお願いします」と協力を呼び掛けている。

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