宗谷バスが定期観光バス運行 しかし今日は僅か3人 

 宗谷バスの市内観光地を巡る定期観光バスが今月1日から運行をスタートさせ、道内外から訪れた観光客が稚内公園など景勝地を回っている。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の予定から3カ月遅れで運行を始めた個人観光客向けの観光バスは駅前バスターミナルを午前8時に出発し北防波堤ドーム、稚内公園宗谷丘陵、宗谷岬などを巡る日本最北端と北海道遺産めぐりコースと、午後2時発で百年記念塔、宗谷岬、ノシャップ岬など立ち寄る日本最北端と記念塔パノラマコースの2コースを9月末まで運行。感染を防ぐためバスの定員を半分に制限し、マスクの着用や換気の徹底など〝3密〟を防ぐ対策を講じて運行している。
 4日午前の便には3人が利用し、稚内公園で氷雪の門などを見学していた千葉県から訪れた70代女性は「GoToトラベルを利用し3泊4日の旭川、礼文、稚内の旅で北海道に来ました。きょうは濃い霧で市街地の風景が見れず残念です」と話していた。
 バスの運転手によると、例年8月は午前の便だけでも平均15~20人前後の利用があるが一日5人前後と少ない状況に「週末にかけては10人以上利用すると思うが、今年はコロナの状況もあり平日の利用は見込めそうもない」と肩を落としていた。

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