時の話題 「コロナ禍での死」

 地球規模で拡大する新型コロナ「コビッド19」感染、いや汚染は64万人以上の人を死に至らしめ経済疲弊は最たるものに。人類が永々と築き上げてきたモノばかりでなくココロをもぶち壊す大惨事になっている。
 他の国、国内の他の地区を持ち出すまでもなく稚内など道北地区もズタズタに引き裂かれている。
 一時の恐怖感は減ってきているとはいえテレビなどで密状態と化している状況を見るにつけ、おどろおどろしい気持ちになるのは筆者だけであるまい。
 幸い過疎化が進行中の稚内では観光スポットも遊興施設などもそれほど密状態になっていないが、瞬間的にはそういうスポットもあり恐さが表出する。
 人生の半ばを越え終着駅に近づきつつある我々でさえあらぬ感情が表に出るのだから増してや子供達は。健気な様子に我々先達はかえって余計な心配をしてしまう。
 このようなコロナ禍真っ最中の時、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という身体の機能がほぼ働かなくなる病気に冒された京都の女性(当時51)がSNSで知り合った40代の男性医師2人によって薬物を投与され殺されるという嘱託殺人事件が発覚した。
 コロナ禍での感染者と死者の増加から比べるとたった1人の命なのだが、事件の大きさに煩悶する人は少なくなかろう。
 以前、オランダだったか?日本人女性が安楽死するNHKテレビを見て人の命の尊厳とはを考えさせられたが今回の事件も亡くなった方が女性だっただけに男として考えさせられる事が多々あった。

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