時の話題 「我慢の子か」
最近、日曜日は〝さすらいのギャンブラー〟にならず家で過ごすようにしている。19日は天気良く行楽日和だったことからノシャップの恵山泊公園、そして稚内公園に妻と出掛けソフトクリームを頬張るなど日がな一日のんびり送った。
コロナが無ければ人だかりと言わずも訪問客がある両公園とも閑散とし売店の店員さんは手持ち無沙汰のようだった。「忙しい忙しい」と愚痴こぼすくらいが商売を営む人達にはちょうどいいようで退屈そうな様子を見るのは忍びない。
この何十年あった事が何事もなく継続できるのが一番都合が良いが、そう問屋が卸さないのが世の中であり、その最中にある我々が出来ることはじっと耐え忍ぶしかないのか。
一時、書面での総会を検討した小社の株主総会は金曜に開き、コロナ禍でもあり4月決算収支は赤字になるも塗炭の苦しみを舐める観光関連業界、〝夜の街〟業界の比ではないものの、5月以降も前年実績割れが続いており正直どうなることやらと悲観的にはなる。
他の事業に進出する多角化も視野に入るが現下の状況ではとても手を出せるものでなくじーっと我慢の子でなければならぬか。
一部の業種を除き稚内の業界で左団扇で安泰というのは極めて少なく、減量経営どころか綱渡りを強いられている。
市役所など行政のセーフティネット役も未来永劫続くものでなくそこは会社各々の自助努力で窮地を抜け出すしかあるまい。
経営者、従業員とも甘さをかなぐり捨て泥臭くやるしかない。至難なことだがね。